等等日記

北京留学の日々、中国語学習など

北京に来たなら餡老満に行かなきゃ

北京で最も好きなレストランは?と問われたら私は「餡老満」と答える。

五道営という場所にあるSchoolというライブハウスが大好きで月一ペースで通っているのだが、School最寄りの安定門駅から歩いて10分ほどのこの店を見つけ訪れたのは本当に幸せだと思う。

こんな風に話の規模感がつい大きくなるくらい美味しい店なので、味が変わる前に北京にいる人・行く人は必ず訪れてください!

安定門〜雍和宮エリアは歴史ある建物が残る人気観光スポット

 

まず、お店がいい感じ

机も店内もとっても清潔。中国では建物の新しさより清潔に保たれているかどうかがその店の美味しさの指標になるというのは私の持論なんだけど、この店で気づいたこと。

一階にいてホールを仕切ってる感じの恰幅のいいおじさま!こちらが特に優しい。その注文じゃ足りないよ?とかちょっと多くない?とか注文に丁寧にアドバイスしてくれる。

中国語まだまだ発音できない時も嫌な顔されなかった。それもそのはず、お店のお客さんがかなり国際色豊か。比較的「敏感」(9月初旬の処理水問題は正直影響大きかったです…)な時期でも日本人同士で安心して食べに行けた。

 

そして、絶品のメニュー

前菜で食べてほしい【乾隆白菜】。乾隆白菜とは北京名物のメニューで、生の白菜にゴマだれを絡めた一品。

ここのはごまだれが超濃厚で香ばしく、みずみずしい白菜を抱き締めるみたいにごまだれが包んでいてとにかくビールが進む…!

生野菜と干し豆腐を酸っぱ甘くあわせた【餡老満大拌菜】も有名。香ばしいピーナッツがいいアクセント。

 

そしてメインにしてほしいのが人生で一番美味しいと思った水餃子。

ツルツルもちもちで中国において餃子とは主食であることを思い出させてくれる生地、パンッパンに詰められた餡…化学調味料を使っていない優しい味で、いくつ食べても胸焼けしない。

焼きにしても羽根が芸術的な仕上がり。

むきエビが一匹ごろっと入った贅沢な看板メニューの【招牌老满饺子】や、日本人にとっては初めてみるトウモロコシやそら豆を肉と合わせた餃子、フェンネルのみを餡にしたという餃子も。

特に好きなのは中国の家庭料理である卵トマト炒めを包んだ【西红柿炒鸡蛋饺子】。汁気もあるジューシーな餡はトマトの甘味が優しく口の中に広がる。

薄く赤が透けている…!

代表的なものを紹介したが、安心感と安定感に溢れてて何を食べても美味しい。いつも水餃子ばかり食べて辿りついてないけど、鶏肉とピーナッツを唐辛子と共に炒めた宮保鶏丁も有名らしい。あと無料で取って食べれる醤油漬けの青いニンニクが鼻にくる辛さで最高…!

おやつ系も美味しかった

そしてなんとお値段は安く、大体お酒を飲んでも50元くらいに収まる。学生にもおすすめしやすいし、この満足感といったら…!

今まで日本で育った人を8人くらい連れて行き、見事に全員感動してもらえたお店。北京市内にたくさんチェーン店もあるので、北京に来た際はぜひ訪れてみてください。

2019~2020年年跨ぎ雲南旅行記

新型の肺炎が武漢で流行し、初の死者が出たらしい。そんなニュースをTwitterで見たのは2020年の年始。その時私は雲南省麗江にいた。

日本と中国の行き来が難しくなる直前に、友人2人と旅行した1週間の雲南の記録は全部で7本。大理と麗江香格里拉を贅沢に旅行した。ブログのプラットホームをNOTEからHatena Blogに移行したので、以下で残した記事をまとめておく。

各ホテルなども残ってるみたいなので、よければ雲南旅行時参考にしてみてください。

 

雲南旅①2019年12月29日・旅の始まり〜昆明着|33

雲南旅②2019年12月30日・昆明〜大理へ|33

雲南旅③2019年12月30日・古都大理を往く|33

雲南旅④2019年12月31日・大理〜麗江へ|33

雲南旅⑤2020年1月1日・元旦の藍月谷|33

雲南旅⑥2020年1月2日・彼女の唄ったユートピア香格里拉|33

雲南旅⑦2020年1月3日・旅は続くよどこまでも|33

 

 

X1ビザから居留許可に自分で切り替え申請したよ

2年目の留学が始まりました!先週から授業も始まり、中国語で受ける専門の授業に戸惑いドタバタしてますが、課題を見つけたり成長を感じたりと楽しく過ごしています。

今年はX1ビザから居留許可への切り替えを自分で申請しに行くことにしました。ちなみに居留許可を取るまでの流れについてはこちらの記事を残しています。

buyaoc.hatenablog.jp

 

基本は大学が代行してくれる(はず…少なくとも清華と北京大はオフィスがあります)居留許可申請。ちなみに留学生担当の先生にはなぜ自分で?と確認されましたが理由は以下です。

 

・自分で申請した方が早くパスポートが返ってくる

・代行費が不要(200元程度)

 

旅行を9月3週目にはしたかった自分にとって良いことしかないので、結果的には自分で行ってよかったなーとなっています。

 

 

 

手続きの順序

微信で「(ここに書く地名を入れ)公安出入境」と検索すると公众号が出てくる。ここで自分の情報を事前登録し、公安局行きの日を予約する。

北京の大学が多い地域は入学シーズンなかなか予約が取れないですが、遠くを選べばOK。

 

②先ほどの予約時、「外国人签证申请表」が発行されるのでそれを印刷して、大学のハンコをもらう。

私は留学生担当の先生に問い合わせました。それと「外国人签证申请表」はMacOCだと開けなかったので、大学の印刷店に行って微信を開き印刷しました。

 

③予約した公安局に時間通り赴き、必要書類を提出して手続きへ。大体30分くらいで終わりました。注意点は当日撮られる写真で居留許可が出来上がること。

パスポートの代わりになるこちらをもらえる。ホテル宿泊や電車に乗る際使用

④指定された日に同じ公安局に赴き、手続き料を支払受取。通常営業日5日で出来上がるとのことでしたが、私は8日必要と言われました。15分もかからなかった。

 

必要なもの

・外国人签证申请表(大学のハンコと、背景が白の二寸の写真を貼ったもの)

・パスポート(原本)

・录取通知书(原本とコピー)

・JW201表orJW202表(原本とコピー)

・境外人员体格检查记录验证证明(原本)

 ※健康診断結果のこと

・临时住宿登记表(原本とコピー)

 ※おそらく寮入居当日にこの紙をもらえるはず。一応用意しましたが当日不要と言われました。

・背景が白の二寸の写真予備で1枚

 

以上、2023年9月初旬に手続きした記録です。求められるものが変化することもあるので、どのように進めるのかイメージだけでもできたらと思い記事を残しました。

日本語で検索するとあまり記事が見つからないのですが、中国語で検索するとやり方が出てきます。公安局の予約さえ終われば簡単なので、ぜひ自分でやってみてください。

一時帰国で何買った?

10ヶ月ぶりに日本に帰国し、1ヶ月半のあいだ日本生活を満喫して再び北京に戻ることになった。

北京生活はなんでも揃う。といっても日本から持って行きたくなるものはあって、いろんなものを購入することになった。年末に一時帰国する予定だが、どうなるかわからないので一旦1年は帰れなくても大丈夫なように設計している。

物が多いけど生活は整いました

 

食材系

塩昆布

タオバオで売ってるが2倍はしたので…。20代女性にしては正直渋すぎだと思うがおつまみにしようとしていた。

しかし!!!2023年8月24日から始まった中国政府の「日本産水産物の輸入全面禁止」という政策の影響で税関で奪われたのでした…つらい。そしてみなさんご注意ください。中国入国時に税関のチェックが入り、キャリーケースを開き、没収されることに…こんな経験したことないのでショック。

 

梅ペースト

チューブタイプなら恋しくなった時使いやすいと思い購入。

 

海苔

質の良い海苔に中国で出会えていない。海苔の名産地で生まれ育ったので、耐えられず購入。

 

鯖缶×2、お惣菜缶詰いろいろ

インスタントのうどん×7

体調が微妙な時用に準備。

 

キンミヤ焼酎720L

中国には美味しいドリンクがたくさんある。割って飲んでみたいので持ち込むことに。

 

レトルトカレー×8

スパイス好きな人間は禁断症状が出るので大量購入。中国のカレーはまだまだ甘口です。

 

グリーンティー

粉末タイプのグリーンティー、中国で見たことない。北京のグリーンティー好き向けに商売できるくらいあるので声かけてください(?)

 

生活系

歯ブラシ15本

中国の歯ブラシと気が合わなかったため大量購入。

 

サランラップ

切れやすさ重視で行くと有名2大ブランドしか勝たん!

 

フロス×2

お口の治安を守るため購入。

 

デリケートゾーン用ソープ

意外と中国にない(タオバオでは日本製のが輸入されていて高い)。

 

頭痛薬×100錠

ストック用。

 

目薬×3

意外と北京でおしゃれするし、カラコンするので購入。

 

サロンパス×80枚

運動する旅行時は必須。ストック用に購入。

 

ロイヒつぼ膏

オススメされたのと、よく中国の街角でも輸入品が売られていたので。

 

トラベルドライヤー

安宿に泊まるとドライヤーが使い物にならないことがある。小さいドライヤーがひとつあると安心。

 

衣類

夏用の綿100%の部屋着

無印良品で下着

今治タオル

肌触り確認して購入したかったので。

 

ワコールの下着

1回ワコール使うと戻れない。中国にも各地に支店がありますがやっぱり安いだろうということで買いだめ。

 

化粧品

ヴァセリンのクリーム

どうやら国ごとに成分が違うらしい。乾燥する北京の冬に備えて。

 

イハダのドライキュア乳液

日本にいるときも最終的な一番保湿できるやつとして使ってたやつ。北京の冬に備えて。

 

日焼け止め(スプレータイプ、粉タイプ)

中国ではここまで細分化されて商品展開していない印象。あまりの種類の豊富さに嬉しくなって購入。

 

椿油ヘアオイル

ヘアケア品は中国でも買えるけど椿油は見たことなかったので購入。

 

フィックスミスト

流行っているものの中国で買うととんでもなく高いので。

普通進修生として2回目の中国政府奨学金を中国から申請した体験記

※2024年度から中国政府奨学金の申請方法に変更がありました。

今回の募集より、すべての申請者は、CSC電子申請登録時に受入れ内諾書(予録取通知書)または指導教官の招聘状などの受け入れの内諾を証明する資料を取得し、CSC電子申請システムでアップロードすることが必須となる。アップロードできないことが無いよう、CSC電子申請登録前に必ず準備すること。
希望する大学であっても、CSC電子申請登録時に、その大学の受入れ内諾を証明する資料を提出できない場合は、その大学には中国政府奨学金留学生として受け入れられないので注意すること。

私の申請時はこのような注意書きがありませんでした。以上を念頭にこの記事は読んでいただけると幸いです。(2023年12月6日追記)

 

2022年度に日中友好協会が窓口となる中国政府奨学金生となり、中国語を学びに行く形で清華大学の語学コースに通う奨学金をいただきました。

↓その際の申請についてまとめた記事はこちらから↓

buyaoc.hatenablog.jp

2023年度はJASSOが窓口の中国政府奨学金生となり、9月から北京大学で専門の学問を修める普通進修生になります。

ryugaku.jasso.go.jp

2023年度に関しては中国にいながら中国政府奨学金を申請し、かつ2回目の取得となりました。特例の連続であんまり真似して欲しい仕上がりではないですが、不可抗力なこともあり毎段階不安に思いながら進めたのでここに残しておこうと思います。

 

イントロ

2022年9月末に幸運なことに渡航できたものの対面授業の機会も少なく(11月には北京にいるのに寮の部屋でオンライン授業を受けることになった)、渡航して半年くらいは発音する機会がこれまでなかった中国語にかなり不安がありました。食堂で何か注文するにもモタモタしていて、こんな感じで留学したと言っていいのか?と悲しい毎日でした。そして語学コースで留学していたとはいえ、少しでも挑戦したかった元々の専門の勉強は大学のカリキュラム上選択できず…このような条件下だったのでもう少し長く中国にいたいと思うようになりました。

そんな筆者が2度目の中国政府奨学金にチャレンジした2022年12月はゼロコロナ政策が継続中で、キャンパスからは出れずデリバリーサービスが禁止になり郵便も止まると噂されるなど、ほぼロックダウンのような状況。この時は日本のロックダウンとか可愛かったよねって思うくらい息苦しかった。ちなみに2023年度の中国政府奨学金は恒例より応募開始が1ヶ月早かったので、その点においてもイレギュラーな年でした。

もしこのままこの政策が続くなら、2023年7月に潔く日本に帰ろう。でも状況が変わるようだったら引き続き奨学金を取って中国で勉強したい。

ということでかなり省エネにチャレンジした、中国にいながらの2度目の中国政府奨学金取得について、要点ごとに申請者が気になりそうなことを残しておこうという記事です。

 

2回も普通進修生として中国政府奨学金で採用されるの?

結論から言うと、採用されます。

筆者は今回JASSO(文科省)という窓口を経由し、中国政府奨学金を獲得しました。1回目は日中友好協会が窓口になる中国政府奨学金(※こちらは2回取れない)。ややこしいですがお金の出所は一緒で窓口が違うと言う理解をしてもらったら良いと思います。

1回目は語学を学ぶ学生として、今回は大学時代の専攻にまつわる学科の学生として奨学金をいただくことになりました。ちなみに2度とも普通進修生という同じ区分で1年の奨学金です。

多分順番は逆でも大丈夫ですが、中国語を学んでから専門を…という形の方が受け入れられやすいと思います。

 

中国からの奨学金申請

この時期郵便でさえ配達が不安定だったこともあり(国外からの荷物は何重にも"消毒"されてました)、大体1ヶ月で日本から資料を取り寄せ、中国から書類送付することは無理だと判断。幸い自筆が必要な書類がなかったので、コンビニにネットプリント登録する等して、両親に協力してもらい書類送付してもらいました。

普通進修生なので学歴に当時通っていた大学名を記載はしませんでした。現在の所属欄に大学名とどの期間普通進修生としてそこに所属するかを書きました。

遠隔で依頼し手間をかけることにはなりますが、一度経験したこともあり比較的スムーズに申請書類を作成できました。

また面接はオンラインで開催だったため、難なく参加しました。社会人を経ての留学だったので専攻の本はどんな物を読んでるかなど問われ、面白かった中国語論文と日本語文献について話した記憶があります。

 

受け入れ内諾書は必要?

2023年度から「今回の募集より、修士、博士、普通進修生、高級進修生は、原則として、本奨学金の出願前に留学希望大学の入学試験を受け、受入れ内諾書(予録取通知書)または指導教官の招聘状などの証明資料を取得し、CSC電子申請システムでアップロードすることが必須となる。」という文章が募集要項に記されています。気づいた人はこの一文に揺れていた記憶があります。

まず私はこれって知ってますか?と一応所属していた清華大学の留学生受け入れ担当の先生に相談。「取得すべき単位もない進修生にそんなことしないけど??」とのことだったので、時間もないしもう一旦受け入れ内諾書がないまま申請しました。

面接でそこについて伺われたため、素直に第2志望の大学に確認をとっている旨を伝えました(でも結局「内諾書とったら選考上オトク」みたいな返信だったので何もしませんでした…)。

結局何のアクションもしていない第1志望の北京大学に内定したので、日本の文科省と中国の教育部はこの辺りの連携はないようです。

一昨年中国政府奨学金を検討する中では例が少ないためそもそも専門を学ぶ普通進修生の採用は大学からの内定がないと難しいと言われていました。内諾書なしでの普通進修生としての合格は極めてラッキーな例かもしれません。

 

余談ですが2022年9月から通っていた清華大学の語学コースは、2023年度は早期に席が埋まっており、北京大学共々語学で留学するのが厳しい状況だと噂になっていたので、この辺りかなり運に左右されると思います。

中国の国境が開放されて留学生が増えることも想定されるため、以後は内諾書を手に入れておく方が安心かと思います。

 

中国で健康診断してCSCに結果提出

面接合格を経て、中国政府奨学金のサイト(以後CSC電子申請システム)に外国人体格検査表=健康診断結果をアップロードすることになりました。中国国内の国公立病院で健康診断をすることになったのですが、いかんせん前例が少なすぎる。甲乙とかよくわからないランクや、英文で結果を書けるのか?などかなり問い合わせました(高度な内容すぎて寮のおじさんに電話してもらいました…)し、一度大学の病院に予約してまで行ったのですが無理と言われたこともありました。

最終的に住んでいる学生寮のグループチャットで聞いてみると、留学生が集う場だけあってこれを経験した先輩がいました。居留許可を取得するために一度行って健康診断した施設で書類を作成してくれるとの吉報でした。

↓北京の場合はこちらから予約しました↓

海关总署(北京)国际旅行卫生保健中心

 

JASSOのホームページには健康診断について「医者の意見 Suggestion の欄に「留学に支障がない」という結論が明記」「未記入の欄がないように」とこのような厳格な要求があります。

実際医師や、健康診断終了後に私が印刷した外国人体格検査表を受け取る受付の人に付箋を渡してこのような要求があることを伝え、作成に注意するよう依頼をしました。が、届いた外国人体格検査票は要求が全く守られてませんでした。

健康診断をした医師に問い合わせると自分で書き足せなんて言う衝撃のアドバイスをしてきたのですが、偽装するよりマシだろうと不備と空欄だらけの健康診断結果を提出しました。

結果としては何も注意されずその資料で合格となりました…。良いのか?ですし、同じような状況の人は責任は取りませんがこのような例もあると知っていただけると安心かと思います。日本の機関の書類の管理って本当に厳格ですね。

 

大学からの初通知(2023/3/23)

北京大学から3月中旬にCSCで申請してくれてありがとうという旨のメールが届きました。内容は「HSK6級をまだ取ってないみたいだけど、あなたの希望する専門には必要な資格。よって足りないので英語でのコースを取りますか?もしくは1年中国語をやってから中国語で授業を受けるコースにしますか?」とのこと。これは私がちゃんと調べろと言う話ですね。

しかし結局2-3日でどうするか決めて!と急かされ、HSK6級レベルの自信があるなら中国語で専門分野を学ぶコースを選択してOKということでした…うーん本当に良いの?Part2

 

大学のシステムへ登録&2通の推薦書提出(2023/5/7)

以上のようなやりとりをして、もうこれで終わりなのかな…と思っていたら、約2ヶ月後大学から1週間以内に今一度入学を大学のシステムで申請してくれとの連絡が。しかも奨学金申請時点では用意していなかった推薦書2通も提出することに!

北京大学は通常どんなタイプの学生でも推薦書を用意するよう求められるのは知っていましたが、前回そんなことを言われてなかったので大慌てで1週間で準備しました。

大学の教授と会社の上司が快く引き受けてくださり、同級生にイギリスからの子がいて、英文での書類作成を助けてくれたのでこれは中国でやることになって結局本当によかったです。基本1ヶ月は準備期間を設けて用意するものですので、北京大学から連絡が来た人は早めの準備をお勧めします。

 

最終合格発表(2023/7/3)

JASSOのサイトに受験番号が公示されました。合格通知が郵便で届き、長くやりとりしてきましたがこれにてやっと受け入れ大学が確定しました。

 

录取通知书の受け取り(2023/8/2)

郵便書留にて录取通知书(合格通知書)とJW201表を受け取りました。

去年と同じビザの代行会社さんを経由し、8月末にはビザを取得できるよう動きました。2回目なのでビザセンターに行く理由である指紋の採取が不要となり、足を運ぶことなく申請が終わりました。

 

振り返るとかなりゴリ押しで進めた部分が多いですが、なんとか9月初旬に渡航できることになりました。ちなみにJASSOから8月中の渡航は勧められていませんが8月初旬に台湾旅行しています…ビザ申請にだけパスポートが必要というのを覚えていただけると幸いです。

真似はしてほしくないですが、こんなちゃらんぽらんな感じで申請を進められたと言う例があると安心する人もいると思います。2024年度以降の奨学金に挑戦する皆さん、しっかり準備して加油!!

食堂天国・清華大学

中国の大学と日本の大学の異なる点といえば、寮での共同生活の提供がひとつ挙げられるだろう。中国人学生の寮にはキッチンがなく、学生は基本食事は食堂とデリバリーで全てを済ますことになる。

清華大学は職員用も含めると9は食堂がある。レストランやカフェ等を含めると数えきれない。他大学に比べても食堂の価格がかなり安いと言われていて、飽きてしまった時期もあったが食に関しては基本毎日楽しく過ごせた。夏にはザリガニ、秋には上海蟹なんてメニューも登場するのが面白い。

コアタイムは朝7-9時、昼11-13時、夜17-19時で食堂が開き学生の食を支えている。もちろん通しで営業している食堂もあり、さまざまな生活スタイルに合わせてサービスが提供される。

食堂ごとに好きだったメニューと中国現地の料理の豊かさをここで紹介したい。価格は記憶がなんとなくあるものだけ残している。

 

紫荆园

一番新しい食堂で4階建て。地下にピザ屋があり、ここではオニオンリングが売っている。各地の料理が食べれてバリエーションもかなり豊か。

 

・麻辣香鍋 20RMBくらい

初めて食べた時は正直「なんで皆好きなの?」と思っていたけど(失礼)、8ヶ月目くらいで急に好きになったなかなかジャンキーな味。自分で選んだ具材を茹でてから選んだ辛さの調味料で炒めてもらう麻辣香鍋は、中毒性があるのかハマってから1週間に一度食べていた…。

色々な食堂で食べたがここがベスト。炒める際の中華鍋を毎回洗っていて好感度高かった。

好きな具材は豚バラ肉、春菊、蓮根、ブロッコリー、インスタント麺。ふとまた食べたくなる味。

 

・酸菜魚 20RMBくらい

高菜等で味付けられた、ガツンとニンニクの味が効いた魚の煮物。具材は自分で色々と選べてボリューム満点メニュー。山椒花椒がイケる人は食べようというお味。

 

・菜飯 9RMBくらい

上海料理のこちらは、油っぽいのだかかなり美味しい炊き込みご飯。食堂の白米はパサパサがちなんだけれど、油を吸った米は粒が立っていて、美味しく食べれて嬉しい…。金華ハムの旨味と青菜でかなり満足感あり。

 

・大饂飩 9RMB

こちらも上海料理ナズナの味が効いていて大きめのワンタンでこれ一杯で満腹になる。スープを注ぐ前にに海苔と小エビが足されるのだがこれがまた美味しい。少し調子が悪い時やさっぱり食事を済ませたい時…いうならば「今夜はうどんだな…」の気分に重宝した。

 

海南チキンライス 15RMB

セットメニューで柔らかく蒸された鶏肉と、その出汁の味がしっかりついたご飯を食べれる。かなりニンニクが効いていてお出かけ前には歯磨き必須の元気が出るメニュー。

 

・椎茸と鶏ミンチの蒸し料理 6RMB

同級生たちには「養生してるの…?」と言われてた一品(しかしまあ歳が5以上離れてますからオンニは毎日揚げた鶏とか無理よ…)。椎茸の出汁が効いてて旨味たっぷりで、油が下に敷いてあるじゃがいもに沁みててご飯が進む。

 

・蒸し野菜 13RMBくらい

ダイエットメニューだが、比較的安価で胡麻ドレかけた蒸し野菜を食べれるのが嬉しくて通っていた(外で食べる3分の1くらい)。春以降のオクラは育ちすぎていたので要注意…。

 

・野菜の焼き餃子(昼ごはん)ひとつ0.6RMBくらい

なぜか昼しか見なかった羽付の焼き餃子。具は春雨とシャキシャキした野菜で、胡椒がガッツリ効いてておいしい!

 

・豆花(朝ごはん)1RMB

砂糖か出汁の餡を選んで食べる。甘い派かしょっぱい派で中国国内でも論争があるらしい。私はしょっぱい派。いくらでも食べれるし朝以外も食べたいメニューだった。

 

桃李园

2階建てで特色あるメニューが多い食堂。ちょっと古めだけど、2階にお惣菜が所狭しと並べられたカウンターがあって、イメージする中国の食堂という感じ。夜遅くまで営業してくれているので、うっかりしていた日によくお世話になった。

 

・手包餃子 12RMBくらい

その場で包んでくれる餃子は皮が厚めで食べ応え最高!豚・エビ・野菜餡の三鮮水餃子が大好きで1週間に1回は食べてたなあ…。

 

・福州魯肉飯 15RMBくらい

醤油で甘しょっぱく味付けされた豚バラが豪快に載せられてて幸せになれる。ガッツリな量だったので昼食べると夜いらないという素晴らしい腹持ちぶりだった。

 

丁香园

円形の一階建ての古めの食堂。日本人は皆好きなんじゃないかという広東料理コーナーがあるのが嬉しかった。

 

・腸粉 5-10RMB

広東料理の腸粉はライスクレープのプルプルもちもちぶりがクセになる味。ところでこれ、主食と野菜と肉orエビを一度に食べれるって完全食ですよね?醤油を少なめでお願いするのが私的コツ。

 

金木犀米粉蒸しパン 1RMBくらい

ほんのり甘くて自然な金木犀の香りがする一品。嫌味ない甘さがやさしくて、量もちょうどいいのであと一品という時の定番。

 

听涛园

一階建てで特色ある麺のメニューが多い食堂。朝ご飯の饅の種類が多いのがお気に入りポイント。

 

・トウモロコシ豆乳・かぼちゃスープ 3RMBくらい

とにかくやさしい味!素材の味がして、何と合わせても最高な飲み物。

 

观畴园

3階建てで1階は各カウンターに並ぶ方式、2階は皿を取って後で合算会計式。かなりのメニューがあって選ぶのが楽しい!

 

獅子頭 10RMBくらい

獅子頭とは肉団子のこと。長芋が入っててシャキシャキした食感が楽しい。薄味で安心する味付け。

 

・肉まん 1RMBくらい

肉まんはここの食堂のが一番。餡も手作りなのかな?全然違う。

 

・焼き卵かけご飯 12RMBくらい

白米とお惣菜の上に素朴に炒めた卵が載った一品。天津飯的趣があって美味。

清芬园

4階建てで教師用食堂やハンバーガー店もある大きな食堂。朝食も美味しいらしいが位置的にあまり行けなかったのが残念。

 

・焼売

餡の旨味がすごいし、主食になって素晴らしい一品。入ってるネギのバランスが良い。

 

荷园

学生寮からかなり遠くに位置する食堂で、2度しか行けなかったがここは味付けが上品で美味しかった…!そしてとても清潔。特におすすめメニューはないけど、もし清華大学を訪れることがあればおすすめの食堂。

 

…ということでダラダラ書いていたら2,500字以上になっていた。朝食は5元程度、昼食は15-20元程度、夕食は15元程度で済んでいた生活の中でも、多くの発見や喜びがあって楽しかった。

Twitterでコツコツ呟いていた、1年分の北京で食べたものをまとめたものはこちら。

min.togetter.com

 

多くの人が言うように中国現地の料理はやはり油っこいのだが、選べばいろんなものがあるのが中国料理で、自分なりに合う味を探すのが住む醍醐味だと思う。

あとお腹を壊さないための食事のリズム作りもかなり大切。脂っこいものを連続で行かない…など、気にするだけでもだいぶ健康に過ごせた(薬を飲んだのは3回くらい)。

 

多分これが南方になるとまた違うんだろうな〜…今年も北京留学になったのをちょっとだけ後悔してるのはこの点。次は北京大学で、また安くて美味しい食堂のものを食べまくろうと思う!

北京でジェルネイルする

前職を辞めかけの時に始めた、ジェルネイルに通うという習慣。

爪がツルツルでキラキラしてるっていうのはかなりテンション上がる。特にツルツルなの、ずっと触ってられるしかなり幸福度高い。しかもセルフでジェルネイルやってた時の何倍もプロの仕事は保つので心配要らず。そりゃ皆通うよね!ということで北京に渡航してからもジェルネイルは続けることにした。結論から言うと、安価で楽しめて中国のネイル店のサービスは最高だ。

授業が始まってすぐにクラスで可愛い爪の子に突撃して施術師の微信を聞き、大学から自転車で15分ほどの場所へ通うことになった。担当の長沙出身、北京に出て20年というお姉さんは、留学生に慣れているので会話練習の相手になってくれるのも良い。話したくない気分なら映画見ててもOKなので、かなり気楽だ。そして中国ではある程度どこででも共通するこういうお互い気楽な状態でいようという態度は好きだなと思う。

毎回予約は微信でやりとりする。だいたい施術にかかるのはオフ込みで2−3時間程度。想像や絵より、実際の見本写真があったほうが良くて、そこからポイントで色を変えるのは対応してもらえる。私がこだわるタイプなので、硬化前にいちいち絵柄の確認やラインストーンの場所を相談してもらっていた。

 

 

ネイル記録

ということで、こだわりの可愛いネイル9デザイン、価格感とともに見ていってください。

 

2022年10月

右手の爪下半分はミラーネイル、左手は指先にラインストーン置くのは怖いと言うことでこの位置になった。180RMB。

 

2023年1月

Y2Kラヴ!なので「千禧风美甲」とREDで検索して出会ったデザインをカラー変更してもらい、細かさに悶えながら星を描いてもらった。カイロにして!と渡された容器からお湯が漏れて大変なことになったので気を遣われ、200RMB。

 

2023年2月

2人で一生懸命ハートのラインストーンを選定した。右手はピンクのミラーネイル、260RMB。

 

2023年2月②

マグネットネイルを各指2色づつ使い、グラデーションにしてもらったデザイン。外で光に当たると綺麗なデザインで、160RMB。

 

2023年3月

3ヶ月自爪を伸ばし、千禧风・ギャル風にネイル。180RMB。

 

2023年4月

一転して短く整えてもらい、透明感ある緑とラメだけで可愛いカラーを10分ほど迷いながら探し、140RMB。

 

2023年5月

ライブ用に気合い入れたデザイン。パーツを載せる部分に影っぽいカラーを載せると言うお姉さんのこだわりが爆発したデザインで、240RMB。

 

2023年6月

右手はオレンジにしようかな…と思っていたが施術直前に黒の方が締まる?と相談し変更してもらったデザイン。160RMB。

 

2023年7月

マグネットネイルの上にアートを施してもらったデザイン、180RMB。

 

日本での施術に比べてキワまでジェルを載せてくれないが、手際がとにかく良く、痛いこともない施術は素晴らしかった。ちなみにオフや修理は無料で行ってくれる。パーツ等の持ち込みも追加料金がかからず可能だ。

おそらく学割効いてるみたい?なのだが、北京ということもあって他の地域よりは高いと思う。それでも日本に比べると安いし、安心のために技術優先するかどうか…というところだろうか。

口コミだけでなく、大衆点評という口コミアプリを用いて割引価格でネイルを楽しむのもいいかもしれない。

 

ネイル店での中国語

・方圆的?圆的?

意味:スクエア型?指先丸くする?

 

・烤(Kǎo)、烤烤!、烤一下

意味:硬化器に手を入れて