先日、日中友好協会が窓口になって募集される2022年度中国政府奨学金生に内定しました。2022年3月現在日本国籍の人に対して中国からの学生ビザはおりていませんが、可能になり次第渡航予定。
いろんな方の記事に助けられて申請を行ったので、当記事が少しでも参考になると幸いです。まずはどの奨学金を選ぶか?から。
留学を決めるまでの色々は完全に自分語りになるため、退職など済ましたのちに記事にできたら…と思っています。
どの奨学金を選ぶか
中国留学の奨学金には様々なものがあるのですが、私が検討したのは以下3種類です。
2022年2月時点での各奨学金の特徴はこんな感じ。
私がどの奨学金を選ぶか判断に至った部分にかなり偏った情報ですので、詳細は各団体の物を参照してください。
1.JASSO経由 中国政府奨学金
https://ryugaku.jasso.go.jp/scholarship/scholarship_foreign/china/scholarship_cn/
JASSOが窓口になり、中国政府により支給される公費奨学金。
奨学金の目的は「日本と中国との相互理解と交流を強化・推進し、両国ひいては世界の発展に貢献するような人材を育成すること」。
惹かれる点
募集人数が110人と多い。
月の生活費が普通進修生で3,000RMBと支給額が大きい。
気になる点
奨学生に内定しても、志望大学からの受け入れがなければ奨学金を受けられない。
語学留学は対象でないとされている。
中国政府奨学金 - 公益社団法人 日本中国友好協会(日中友好協会)
日中友好協会が窓口になり、中国政府により支給される公費奨学金。
奨学金の目的は「日中友好の懸け橋として貢献する意欲のある人を応援すること」。
惹かれる点
必要な資格を取得していれば語学留学が可能。
月の生活費が普通進修生で3,000RMB支給と支給額が大きい。
公式サイトにレポートが掲載されており、留学体験記が豊富に読める。
気になる点
募集人数が20人と少ない。
3.国際中国語教師奨学金
国際中国語教師奨学金申請条件および申請方法 | HSK 日本で一番受けられている中国語検定
HSK留学推進室や孔子学院などが窓口になり、中国教育部中外語言交流合作中心により支給される奨学金。以前は孔子学院奨学金と呼ばれていました。
奨学金の目的は「一定水準に達する中国語教師を養成することに加え、中国語、中国文化を学び、日本と中国の友好・架け橋を志す人を広く支援すること」。
惹かれる点
必要な資格を取得していれば語学留学が可能。
留学の長さが様々な種類あり、また募集のチャンスが何度かある。
21年度の結果によると合格率はとても高い。
気になる点
生活には充分な額だが中国政府奨学金に比べると支給額が少ない。
たくさんコースがあるため明確な合格人数の枠などが不明。
私の出身大学は小規模で、中国語の科目はありませんでした。現在は完全に独学で中国語の勉強をしています。
将来色んな選択肢を増やすためにも、しっかり中国語の基礎を固めたいと思い、私は日中友好協会経由の中国政府奨学金に申請することに(ちなみにJASSOと日中友好協会の奨学金は窓口が異なるだけの物で応募時期は近く、併願不可)。
選んだタイプは「普通進修生A区分」でこのタイプだと語学留学生として約1年留学して中国語の勉強ができます。
日中友好協会経由の中国政府奨学金に不合格でタイミング的に可能な場合は、国際中国語教師奨学金にもチャレンジしようと思っていました。
ちなみに募集要項が発表される前に、気になることは各団体にメールして確認したり、HSK主催の中国留学についてのセミナーや、中国留学ライフさん主催の座談会に参加して情報収集は行っていました!このような機会があることで、疑問も解消されて本当にありがたかったです。
中国留学ライフ🇨🇳 (@cn_ryugakulife) | Twitter
語学面はというとHSK3級を9月、HSK4級を12月にギリギリ受験して、そこから約1か月半ほど集中して奨学金取得に向け動きました。