22年9月26日に無事北京へと旅立ち、今は指定された隔離施設で隔離中です。
9月半ばから授業が始まってしまいかなり時間に追われる毎日ですが、出発までに日本でどんなことをやっておいたかざっとまとめてみました。
直前はかなりドタバタしたので、これから中国に渡航される方が計画を立てる一助になると幸いです。基本的に全てギリギリでやっているので、読まれる方は是非早めの行動を!
健康コード等の申請については他記事で書く予定です。
半年〜3ヶ月前から準備したこと
1.予防接種
食事等で感染リスクのあるA型肝炎の予防接種2回と、B型肝炎の予防接種3回を受けました。
日本で打ちたい場合はスパンを計算して早めに打つ必要あり。ただ中国では日本より安く接種可能とのこと。
2.オンライン授業に参加
奨学金採用の面接時、このままでは自分の言いたいことを全く表現できない!と気づいたので4月から7月まで全15回の某日本の大学のオンライン授業に参加。
作文の文法指導を適宜してもらえますし、声に出す機会作りをやってよかったと思います。
3.通院
ビザ発行のため健康診断は行なっており、健康体なのはわかっていましたが、念の為婦人科・歯科に行って身体のメンテナンスをしました。
4.持ち物の準備(大きめの買い物)
大学入学時から使うMac(ノートパソコン)は8年選手だったので、この機に新調しました。
また、現地での旅行用にスポーツ店の店頭で背負い比べてバックパックを購入。
比較的調べて時間のかかる買い物は早めにしておいてよかったと思います。余裕持って選べるのは大事。
1ヶ月前から準備したこと
5.ビザ取得
ビザ取得に関しては、時間と知識が足りないと思いプロである代行会社にやっていただきました。
申請のためにいろいろと書類を準備し答える必要はありますが、予約や受け取り等代行してもらえてかなり時間の短縮になりました。申請時指紋を採取しに行く必要がありますが、受付でのやりとりもやってくださいます。
6.大学に連絡
中国政府と大学の隔離政策は異なることが多いです。
大体出発日の目安がついてから、お世話係のような先生に出発する旨を連絡しました。ただ毎日状況が変わるのでここでのやり取りに精神を摩耗させる必要はなかったなーと思います。
7.持ち物の準備
ブログ・YouTube・Twitterを漁り倒し、ドラッグストア・スーパー・100円ショップ等で隔離に必要なものを揃えました。施設によって備え付けられたものが異なるのですが、1週間経って隔離に持ってきてよかったと思うものは以下3つです。
①ペットボトルに挿すタイプの加湿器:乾燥対策
②ふりかけ:3食中華がしんどくなった時の救世主
③茅乃舎の和風だし塩:朝出てくる茹で卵、毎食出てくる蒸し野菜にかけると◎
2週間前から準備したこと
8.航空券の予約
こちらもビザを代行してくれた会社に手配を依頼。個人や旅行会社を通すよりもキャンセル費用のこと等かなり融通が効きました。
政策のせいもあって航空券は本当に高く…この機会を持って私はマイレージクラブデビューしました。
9.出発前PCR検査2回分の予約
22年9月時点では渡航に必要な「健康コード」の取得のため、2回のPCR検査を受ける必要があります。基本は中国駐日大使館が提示する指示に従い予約を進めるとOK。
中国渡航前検査及び健康コード申請 の最新措置について(2022年6月30日更新) - 中華人民共和国駐日本国大使館
22年6月30日に更新された条件だと1回目のPCR検査はかなり安く抑えることが可能。結果が間に合う方は安い検査機関を利用されるといいと思います。
私は出発が月曜日である関係で、時間内に対応してくれる検査機関がかなり少なかったです。場所によっては予約が埋まっていることもあるので、航空券を取ったらすぐ予約をお勧めします。利用したのは以下の2つの機関。
①大阪・天満橋 AC Clinic:検査費用が22年9月時点で1万円と安い。結果は当日中紙を受け取りに行く形。
②東京・清澄白河 平和記念医院:検査費用が22年9月時点で約2万円と比較的安い。結果はLINEで送付。健康コードの取得方法を説明した書類を送付してくれます。
10.海外留学保険契約
私は大学生ではないので留学のための保険をおすすめしてくれる生協もなく…ネットで比較した後に自分で2社ほど資料請求しました。
中国は他国に比べ医療費が高くないことや、渡航費が高くもし家族の危篤で一時帰国する際どうするかを考えた上で、東京海上日動の海外留学保険に決定。
私は出発日が決まるのが遅かったので土壇場の手続きでしたが、本人が契約書を確認する必要があるので、実際はもっと早くやったほうが良いです。
11.現金の用意
換金率が良いと言われるインターバンクさんを利用し、隔離施設の費用+1ヶ月分の生活費を日本円から中国元に換金。
現地は電子決済大国で考え方が分かれる所ですが、最後は現金を持っておくと安心かと。ちなみに3年前は基本的にどこでも現金使えました。
12.VPNの用意
現地にいたことのある人の話や、21日無料で利用できること、格安な費用からかべネコVPNに決定。
1週間ほど使っていますが、全面的に規制が入った方法以外の接続に問題はありません。
1週間前から準備したこと
13.書類の準備
前もって大学の入学手続きはオンライン上で進めていますが、おそらく再度紙での資料提出を求められるはずです。また入寮、居留許可や電話番号取得・銀行口座も待ち受けているので、重要そうな录取通知书・JW201表などの書類はスキャンして大量にコピーしました。
大学でコピー機が使えるはずですが、日本のコンビニのような気軽にコピーができる場所があるのは世界でも珍しいと思います。まだ中国語に自信がないのでもしものために用意しました…。
14.戸籍抄本の発行
証明書としてマイナンバーカードなど持っていないので、親に地元で戸籍抄本を発行もらいました。
15.証明写真の準備
現地留学した方が口をそろえて「たくさん証明写真を用意すべし」と教えてくれました。
特に中国での書類提出時によく使われる二寸(3.5cm*5.3cm)の証明写真は16枚ほど用意しました。
16.海外転居の手続き
社会人だった時の納税の義務等を放棄したかったため、海外転居を選びました。
役所に行ってまずは引っ越しで中国行きを報告し、国民健康保険離脱の手続き。基本的には役所に行けば全て誘導してもらえます。
17.書類等の送付先住所変更
郵便局によると現在海外転居する場合、実家等に郵便物を転送しておくことは不可能ということでした。
銀行に登録している住所等、逃してはいけないものは住所変更が必要です。
18.カード会社に電話
海外でカードを使うと、稀にカードのセキュリティが発動して止められてしまうことがあります(上海旅行で友人がやられているのを見たことがあります)。
それを防ぐためにはセキュリティのロックを外してもらうことが必要です。最初の1ヶ月はカードを使えなくなると困りそうなので、1ヶ月ロック解除してもらいました。
19.TourPassの再開通
3年前中国旅行の際使っていたAliPay内のミニプログラムTourPass。
クレジットカードの登録で上海銀行を通し人民元をチャージ、中国に口座のない外国人でもAliPayの電子決済を使えるようにする神サービスです。
しかし私は登録していたクレジットカードの期限がきて使えなくなっていました。
解決策はTourPassのアカウントを作り直すこと。
この⚙マークの「Close Account」から一旦アカウントを閉鎖し、3日後に再登録することでまた使えるようになりました。
最初のちょっとした会計用に使えるお守りのような感じで再開通しました。
20.Simカードのアクティベート
Amazonで中国国内で使える電話番号付きSimカードを購入。
Amazon.co.jp: 【中国sim 現地電話番号付き】中国本土 SIMカード 現地電話番号付き 高速データ通信 健康コード対応 (30日間20GB現地通話30分) : 家電&カメラ
使う2-3日前にはアクティベートが必要でした。誘導されたサイトにパスポート等登録しました。
21.荷物配送サービス手配
使う航空会社によっては運送会社とタッグを組んで手ぶらで空港に向かえるようキャリーケースなどを配送してくれます。日付指定の調整があるので1週間前には予約するとベター。
※受け取り時間の関係で私は結局使いませんでした。
22.携帯電話番号保管
いろいろなサービスに長年使った携帯電話番号を登録しているため、一旦解約しながらも番号保管のサービスを使うことにしました。
Docomoからahamoに乗り換えていたので、カウンターに行って再びDocomoに戻す手続きが必要でした(ahamoは携帯電話番号保管サービスを取り扱っていないため)。
23.空港入りのため前泊するホテルの予約
もともと泊まる予定だったホテルがなぜか予約できていなかったので、急遽チェックイン前日にやりました。良い子は真似しないでください。
24.フライトのオンラインチェックイン
空港でも手続きは必要ですが、データの入力等はオンラインチェックインの方が落ち着いてやれると思います。
搭乗24時間前から可能だったので前泊のホテルでやりました。