等等日記

北京留学の日々、中国語学習など

【中国X1ビザ取得者向け】居留許可を取るまでの流れ

ビザを取って渡航するのが物心ついてから初めてで、私は正直居留許可って何なの?ビザとどう違うん?くらいの認識で北京に行きました(それもどうなんだって感じですが…)。

中国政府奨学金生は1年は留学することになるので、基本的にX1ビザを発行されます。このビザで入国すると、中国入国後30日以内に居留許可証を申請する必要があります。切り替えてやっと滞在の手続きが一旦終わります。これがないと不法滞在になるので、いわば生命線です!

心配症の人はなるべく早く申請したくなると思うのですが、注意したほうがいいと思うことがあったので記事に残そうと思います。

 

居留許可取得まで

手続きの順序としておすすめするのが以下の順番です。

 

①携帯電話番号取得

何事にも求められる携帯電話番号はまず初めに手続きしましょう。

大学内に電気通信事業者の支店があるなら、割引パックの準備があるのでそちらに行くのをおすすめします。ちなみに私は1年で400元、1ヶ月につき50GB使い放題・200分通話可能というプランでした。学生証があるとすぐ学生だとわかるので便利です。

多分学内の支店でなくても学生と証明できたら学割パックが使えると思うので店員さんに聞いてみましょう。

 

②口座開設

まず大学が中国政府奨学金振込にこの銀行を使うと指定してきます。大学によって異なるので注意です。清華大学の場合は中国銀行で、学内に支店がありました。しかしこの支店が居留許可がないと口座は作れないと言ってきました。

私はTwiiterで教えてもらった学外の支店で、書類はパスポートのみで申請しました(名前の簡体字表記が面倒なので学生証も見せた)。注意点はその場で本人確認のため電話をかけられ、1週間後に再度確認のため電話があること。加えて居留許可取った後にどの支店でも良いから、再び手続きをすることを求められました。

先日、WeChatPayやAliPayに中国国内で作った以外のクレジットカード紐付けが可能になりましたが、公費奨学金はこちらで受け取ることになるので、どちらにせよ早いところ口座は必要になります。口座開設ができないまま居留許可申請等を先にしてしまった知人がおり、奨学金受け取りまでラグが生まれていました。

居留許可がなくても支店によっては口座開設が可能なので、電話で問い合わせしてみてください。

あと口座開設して1-2日はWeChatPayに登録できませんでした。

 

③居留許可申請

自ら公安局出入境管理部門に行き手続きをするほうが費用もかからず、パスポート返却もスムーズに行きます。

しかし清華大学には居留許可取得を代行してくれる窓口があったため、私はそちらを利用しました。この時期コロナ禍だったこともあり、2週間かかると言われていたところが1ヶ月に…今は改善していると願いたいですが、2023年9月は中国留学回復後初の9月なので申請が混むことが想像され、同じような状況になることはあり得ると思います。

申請の間はパスポートが手元にないことになります。この状態で北京の故宮博物院に行きましたが(予約にパスポート番号が必要)、パスポート番号を入口等で入力して入場に支障ありませんでした。でもこれはコロナ禍でお客さんが少なかったからできたのかも…?まあパスポートが手元にないのは不可抗力なので、説明すれば大丈夫です。

 

補足:健康診断

ちなみに6ヶ月以内の健康診断書(体格検査)がない場合は渡航後中国で健康診断することになります。北京の場合は健康診断を行う専門の機関があり、こちらのサイトから予約していくことになります。

海关总署(北京)国际旅行卫生保健中心

値段ははっきり覚えていないんですが、日本で受ける半額以下くらいでした(トータル500元以下だったと思います)。結果は大学に郵送してくれて、かかる時間もこちらの要望に沿って調整してくれます。特急でやってもらった時は2日くらいで手元に届いた記憶。結構検査自体は適当なんですが、ちゃんと居留許可出るのでご心配なく(いいのか?)。