等等日記

北京留学の日々、中国語学習など

独学+社会人で目指す中国政府奨学金③面接→合格+健康診断

先日、2022年度の日中友好協会経由の中国政府奨学金生に内定通知を受けました。

今回の記事では一次選考合格~面接、奨学金格通知直後に受けた健康診断について書きます。

 

 

一次選考合格~面接まで

まず書類提出(一次選考)期限の約1週間後が合格発表でした。

2022年度の一次選考合格発表はメールでの通知+協会のホームページでの掲示

2022年度は39番まで受験番号があることが確認でき(簡単な情報の登録だけで受験番号が発行されるので、実際一次選考に参加したのは34人でした)、その中でも29人の番号が特設ページには載っていました。よって2022年度の倍率は1.7倍。

これから面接で不合格になる可能性があるのか…と不安になりながら、中国語で出来る自己紹介などを練習しつつ準備しました。

 

発表の1日後には郵送で再度一次選考合格通知が。こちらの連絡には面接の時間や、面接にまつわる注意事項が載っていました。

 

面接

当日、私は(おそらく)午前最後のグループでの面接となりました。なかなか始まらないなと思っていたら、しばらくお待ちくださいというメッセージが送られてきてドキドキ。予定よりは20分ほど遅れてzoomで面接スタート。

20分黒い画面を眺め緊張でおかしくなりそうだったのでちょっとzoom以外の他のタブを見て発音練習をしていたところ、受付が始まっており焦りました(これは私がバカすぎる…)。

 

受験者は3人、面接官は4名、進行役1名での面接。自己紹介を終えた後は各面接官による質問が始まりました。

 

【質問内容】

・留学の志望動機

・志望大学を選んだ理由

・中国に行って困ったこと:中国語での質問。可能な限り中国語で答えるように指示

・どうして雲南に旅行したのか:提出書類を見ながらの質問

・現地で留学ができない場合どうするか

・仕事はどうするのか

 

面接自体はとても和やかな雰囲気。

私はオンラインでの面接経験がなく不慣れだったので、可能ならオンラインで面接するということ、それ自体を練習した方がいいと思います。留学経験のある方もいらしてしっかり中国語で受け答えされており、正直かなり圧倒されました。

中国語での質問については、私は中国語で話をすること自体初めての経験だったので、ほぼルー語?!というような返答をしました…。そして会社でのポジションは営業なので、考えるよりその場ですぐ返事をしてしまう癖がついている自分に自己嫌悪…。

 

学習計画や小論文の内容を基にして返答はしたつもりでしたが、以上のように面接はあまり手ごたえがありませんでした。

 

合格発表

翌日の11時にメールにて合格通知が届きました。留学の意思をこのメールにて問われます。

その後に郵送で正式な合格通知が届きました。

ここでCSC(Chinese Scholarship Council)へのシステム登録を案内されました。こちらのシステムに情報登録することが中国教育部に奨学生として推薦してもらう最終ステップとなるのですが、ここで前述していた健康診断が必要になります。おそらくこの健康診断が、留学することになった際に学生ビザ発行や居留許可にも必要なものになるのだと思います。

 

健康診断

メールで行われる一次選考の合格通知には健康診断について連絡があり、一次選考合格時点で二次選考に合格した際受ける必要がある健康診断の手配を指示されます。

これがちょっと大変で、まず東京の日中友好病院or国公立病院で受ける必要有。梅毒やエイズの検査という通常の健康診断では行われない検査項目や、英文での証明書が必要になります。コロナ渦では健康診断を行なっていない病院が多いだけではなく、既に予約が埋まっている病院も多く、電話で5つ位断られました。

大阪は「市立豊中病院」で受け入れてもらえましたので、もし困っている方がいらしたらこちらへ…。選考の結果次第では直前の予約キャンセルもOKということでした。

病院は中国渡航に必要な健康診断に慣れているので、スムーズに検査を進めてくれます。ただ必要事項ではなかった尿検査は念のために行ってもらいました。

学生として中国に行くため、「留学に支障がない」と医者の見解に書いてもらう必要があるのでその点は要注意。

問診で医師に念押ししたものの、結局就労ビザに使用する定型文で書類は届きました…(よって書き直してもらいました)。この点について念押ししてお願いする紙など渡すといいかもしれません。

英文での証明書を求められるので、2週間ほど余裕を見る必要があります。しかし二次選考合格から健康診断の結果を提出するまでの猶予は3週間ほど。よって奨学金内定の直後に午前休をとって行ってきました。

行く場所によっては必要な血液検査項目があるらしく、何か不足があったら現地で追加の健康診断を受ける予定です。

 

以上が私が独学+社会人で中国政府奨学金生に内定するまでにやったいろいろなことです。

まだまだ世に中国政府奨学金申請についての情報は少ないですが、この記事が誰かの助けになると幸いです。加油!!