中国のティースタンド市場は不景気の中でも成長速度を変えず、拡大傾向が続いている。もちろんデフレ傾向強まる中国の現状なので、そのあおりを受けたり削られた人件費の中店員さんの苦労がすごかったりと社会問題と常に隣りあわせではあるのだが…。

売られるのはお茶、ミルクティー、果物やトッピング入りで創意工夫がなされており、基本的には甘いドリンク。ただ内モンゴル地方のミルクティーやチベット方面のバター茶の流れをくむ、日本人にはなじみのないしょっぱい茶系ドリンクは年始ごろブームになった。基本的に甘さ、冷たさ(氷の量)や熱さは自由に選べる。

3ー25RMBくらいの間で価格は設定され(何か果物などが混ぜられると18RMBくらいが多い)、早朝から夜中まで営業する店舗も多く、地方であっても基本的にどこでも手軽においしいこだわりの飲み物が飲める。
日本並みに季節を感じられる商品も多く、流行にも敏感に各ブランド新商品を用意するし、次々変わるコラボも面白い。

もしかしたらアジア各国にも出店するCHAGEEこと茶王霸姬(茶葉にこだわりアリ)、日本にも進出しているMIXUEこと蜜雪冰城なんかは見かけたことがある人も多いかもしれない。
今回は中国旅行の際にぜひ飲んでみてほしいブランドについて紹介したい。まず紹介するのは流行のフレーバーは追わず、ブランド力で勝負していると感じる2ブランド。続いて個人的によく飲む、あまり甘くないよう調整もできて、常に面白いフレーバーを提供するお気に入りの2ブランドだ。
茶颜悦色(Cha yan Yue se)

映えるてんこもりクリームで有名になった、長沙発ティースタンド。どの味でもしっかりお茶の味がして、そのバランスの作り方が唯一無二だと思う。
元々は長沙限定で名を馳せたが現在内陸部を中心に拡大中。それと同時に味が落ちたという話もあり…確かに紅茶のミルクティーを前回武漢で飲んだ時は「こんなに普通だったっけ?」とは思った(気のせい?何かミルクが変わったらしい)。
価格帯は13~18RMB程度でお財布に優しい。店舗で一緒に売られていることが多い茶葉やお菓子も独創的でおいしく、デザインも中国っぽくてかわいいのでお土産にもおすすめ。

阿嫲手作(ARMA HANDMADE)
広西省発のティースタンド。ベトナムにも接し少数民族を多く広西省ということもあって、この辺りは日本人が一般的に想像する中国の食文化とも異なる…それも影響してか、かなり独特なフレーバーが多い。

安くても1杯20RMBくらいする(大体25RMBくらい~)のでかなりの高級路線。その分洗練度はピカイチで広告デザインに毎回感動する。

トッピングも手作りにこだわっていて、他店とは一味違う。アイスはミルク、抹茶、ココナツ味を試したがどの味もかなり濃厚で美味しかったのでおすすめだ。
飲める地域:広西、広東、上海等
茶百道(ChaPanda)
購買意欲を常にくすぐってくれる、お気に入りのティースタンドが茶百道。価格帯は13~18RMB程度でお財布に優しい。

冬に飲めた棗や龍眼、クコの実などをブレンドしたミルクティー、チーズクリームのせミルクティーにきなこをかけた商品など個人的なヒットが多いので毎回新商品を確認してしまう。

飲める地域:全国
一点点(Yi dian dian)
トッピング(小料)が無料なので、自分でカスタマイズが可能。小さいタピオカ、大きいタピオカ…という一般的なものから、お茶や仙草、ココナツミルクのゼリー、ナタデココ、プリン(!)などが選べる。トッピングが甘いシロップに浸かっているので、トッピングしていくたびに飲み物が甘くなると考えてOK。特におすすめなのはナタデココ!
色々カスタム可能な割に価格帯は13~18RMB程度でかなり安く感じる。

実は台湾の50嵐というティースタンドが運営しているので、好きなメニューがある人は同じものが飲めるかも。
お気に入りなのはプーアルミルクティー。プーアル茶は深みのある、まろやかさのある味で、ミルクティーにするととてもおいしい。最近流行が廃れたのか飲める場所が多くないので(6-7年前は台湾でもよく見たのだけど…)是非試してほしい。

飲める地域:全国
ここのところ茶葉にこだわりがあるドリンクチェーンがじわじわと勢力を増している印象。甘くorしょっぱくしている、お茶以外のものを混ぜている…邪道に思えるかもしれないが、お手頃価格でいろいろ試せるので、お茶好きの人にも偏見を持たずぜひ挑戦してもらいたい。